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大規模修繕の外壁塗装、塗料別に耐用年数を解説

目次

耐用年数を解説

外壁塗装の耐用年数とは次回塗り替えまでの期間です。塗料メーカーがテストを行い、この塗料どれぐらいの期間効果を発揮、維持できるかを確認して公表しているものになります。

ただし、メーカーが公表している期間は、実験を使用して計算したものであるため、実際の自然環境下で起こり得る風雨、紫外線などを考慮されていないものもあります。必ずしもすべてが正確な数値であるとは言えません。

塗料別の耐用年数と1㎡の費用

種類耐用年数1㎡あたりの単価
アクリル4〜7年1,400~1,800円
ウレタン7~10年1,800~2,200円
シリコン10~15年2,400~3,000円
ラジカル制御12~16年2,600~3,000円
フッ素15~22年3,900~4,800円
無機20~26年4,600~5,500円

アクリル塗料

アクリル塗料は他の塗料と比べても、単価も安い塗料となります。耐用年数が4~7年程度と短めです。

【メリット】

・色の種類が豊富。
・安価なので施工費用を抑えることができる。
・浸透性が高く、湿気を透過する。

【デメリット】

・耐久性が比較的低く、近年は使用されることが少なくなってきた。
・耐久性が低いため、数年ごとにメンテナンスが必要になり、コスパが悪い。

ウレタン塗料

価格と耐久性とのバランスが良い塗料になります。耐用年数が7~10年程度。他の塗料と比較して安価です。最近はより耐用年数が長い「シリコン塗料」の登場で使用頻度が低くなっています。

【メリット】

・アクリル塗料と比べ耐久性が高い。
・多くのメーカー取り扱っている。
・色種類が多い。
・費用も比較的リーズナブル。
・比較的耐久性もあるためコスパが良い。

【デメリット】

・塗料の性質上汚れに弱い。
・他の塗料と比べて色褪せが少し早い。

シリコン塗料

耐用年数が10〜15年と比較的長く、価格も安価な方であるため、現在普及している塗料の中で最も選ばれている塗料であり、バランスの良い塗料。一般住宅の塗装で最も使用されている塗料。

【メリット】

・価格と耐用年数のバランスが良く、最も選ばれている塗料である。
・種類が豊富。
・耐汚染性がある。

【デメリット】

・他の塗料と比較して弾性が低く、ひび割れがしやすい。(10年を超えるとひび割れる可能性が高くなる)

ラジカル制御塗料

ラジカルの発生を抑えることができる塗料です。耐用年数は12〜16年と耐久性があります。ラジカルは塗料の劣化を進める原因になります。酸化チタンが紫外線や水などの影響によって発生させる劣化因子です。チョーキング現象(が発生するのもラジカルが原因でs。

【メリット】

・チョーキング現象がおきにくくなる。
・汚れにくい。
・耐用年数と価格のバランスが良い。
・どの下地にも使える。

【デメリット】

・濃い色の外壁だと効果がでない。
・比較的新しい塗料のため実績が少ない。

フッ素塗料

フッ素と合成樹脂を配合した塗料です。耐用年数は15〜20年と非常に高く、紫外線にも強いとされています。汚れにも強いちおいう特徴があります。頻繁に塗装し直すことができない建物に使用するのに適しています。

【メリット】

・耐久性が高く、アパートやマンションなどに向いている。
・親水性が高い。汚れがついても雨で洗い流すことができる。
・紫外線に強い。
・防カビ性がある。

【デメリット】

・つや消しはできない。
・塗膜が硬め。

無機塗料

原料に無機物を配合した塗料で、塗料の中で最も耐久性が高い耐用年数が20〜25年とされています。

【メリット】

・塗料の中で最も耐久性が高い。
・雨によって汚れを洗い流せる特徴がある。

【デメリット】

・つや消しはできない。
・他と比べ、塗膜が硬いためひび割れしやすい。
・他と比べ価格が高い。

どうやって耐用年数が過ぎたかを判断するか

経過年数

経過年数から外壁塗装の状態を把握する方法があります。一般的な外壁塗装の耐用年数の目安は10年程で、前回の外壁塗装から10年経っているかが目安となります。

外壁塗装は種類によって耐用年数が違うため、どの種類の塗料で外壁塗装をしているかを調べた上で、経過年数逆算できます。耐用年数の目安が10年と言われているのは、一昔前の主流の塗料が「シリコン塗料」や「ウレタン塗料」が多いからです。

劣化症状で判断する

目視や外壁に触れることで劣化状態を判断できます。どういった症状があったら外壁塗装が劣化している劣化状態を判断するための知識を下記に書きましたので参考にしてください。

  • チョーキング現象:壁を手で触れたときに白い粉が付着する現象です。塗料が劣化しているサインの1つです。
  • カビ:放置をすると住民のアレルギーなど健康被害がおこることも。
  • 外壁の色褪せ:紫外線によって塗料が劣化し、色が退化している状態。見た目が悪く古い印象を与える。
  • ひび割れ:雨漏りの原因になる。内部の鉄筋や木部の腐食の原因になり、シロアリが発生する可能性が高くなる。
  • 塗膜ふくれ:外壁塗装がふくれている状態。放置すると塗膜が剥がにつながる。
  • 剥がれ:剥がれ始めると、外壁内部に水が侵入しやすくなり、内部の腐敗が進行する。

耐用年数を長く保つには

信頼できる業者を選ぶようにする

信頼できる業者を選ぶことも外壁塗装の耐用年数を長く保つために重要です。ズサンな業者塗布量を守らず、塗料を薄めて塗装をしたり、下塗りや中塗りを飛ばすなど悪質な業者がいるためです。

このため、以下のポイントを確認して、信頼できる業者かどうかを見極めるようにしましょう。

  • 大規模修繕の実績がある業者か
  • 資本金がしっかりしている会社に依頼をする
  • 複数の会社に見積もりを依頼をして担当者の対応を見る

3回以上の塗装を行う

一般的に、外壁塗装の塗り回数は3回です。3回以上外壁を塗装してもらうことで、強いな塗膜が作られます。

ただし、塗料の種類や外壁の状態によって塗り回数増やさない方がよいものもありますので、必ずしも塗り回数を増やすことで耐用年数を長く保てるわけではありません。

外壁を塗り替えると効果があるメリット

建物を長く良い状態で保ち、入居者もアップ

外壁を修繕、塗り替えることの最大のメリットは、建物を長く綺麗な状態で保てることです。風雨、紫外線から建物を守ってくれるため、建物が劣化を防ぐことができます。

もう1つのメリットが入居率のアップです。外壁が修繕、塗り替えられたことで外観は美しくなり、建物がよく見えるため、入居率の向上が見込めます。賃貸を探す人にアンケートしたところ、半数以上の方が「外観の見た目」と答えています。しかし外壁塗装しただけで、入居率が上がるわけではなく、設備なども新しくすることでさらなる入居率の向上が見込めます。

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